ツナ受け
□イチャつき過ぎです!
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「…綱吉。そんなバカは放っておいて僕の方においで」
綱吉君に向かって鳥が手を差し伸べる。
「うぅ…。ヒバリさん〜!」
そしたら綱吉君ときたら、さっさと鳥の方に行ってしまったではありませんか!!
そんなに僕よりあんな鳥の方がいいんですか!?
「…あぁ…。可哀想な綱吉…。あんな変態南国果実に絡まれるなんて」
綱吉君の頭を撫でながら、本当に哀れみの目で綱吉君を見ている鳥!
そして綱吉君も綱吉君で、その鳥の発言に、こくこくとうなずきを返してますし!
…何だか自分が可哀想に思えて来ましたよ…
もうさっきの鳥の発言に対抗する気力さえ湧いてこないです…
「…もう帰りますよ…」
…何だかとても疲れましたし
僕は綱吉君と鳥に向かってそう告げました。
…が
「ヒバリさん〜♪」
「クスッ。綱吉は可愛いね」
「ヒバリさんはカッコいいですよ〜♪」
……既にあの二人は僕の事を忘れて、再びイチャ付き初めてました……
「ハァ…」
大きな溜息を1つ付いて、僕はその場を立ち去りました。
――あの二人のイチャ付きようには、付いていけないです……―――
そう思った今日でした
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