夢小説 DRAGON BALL


初めての×××
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「わ、 わたしも・・・・っ! わたしも・・・・愛してます!」




息も絶え絶えでふり絞ったわたしの声に、 ピッコロさんはふっと笑う。




「ならば・・・・おまえの全てをオレのものにするぞ。
・・・・いいな?」




わたしの・・・・全て________

ピッコロさんの腕がするりと背中にまわされ、 背中でブラジャーのホックが弾ける音がした。
くしゃっと丸まって転がったままのワンピースに、
たった今身に着けていたブラジャーまでもが重ねて落下。

豊満とはほど遠いわたしの胸______
露わになってしまった胸を覆い隠しても、 ピッコロさんの手でそれは簡単に解かれてしまう。
長くて、 少しだけ太い黄緑色の指先が胸に触れた瞬間、
ひんやりとした指先の感触と、 触れているのはピッコロさんなのだと言うことで
またしても声がでてしまいそうになり、 わたしはぎゅっと唇を噛んでピッコロさんを見上げた。

鋭さのなかにのぞく、 優しい瞳______・・・・・・

ピッコロさんはわたしの胸の上で手を広げた。

心臓が。 

心臓が、 わたしの胸とピッコロさんの手の平のあいだで、 どきどきとバウンドをくり返す。




「オレの言っている意味がわかるか?」




わたしはゆっくりと、 だけど深々と頷いてみせた。




「オレは・・・・フルートの全てが欲しいのだ。
今、 オレが触れてる場所______、
フルート自身がオレを思ってくれるこの心だけじゃない・・・・・・」




ピッコロさんの手がするすると這う蛇のように、 わたしの体のあちこちを移動する。




髪をくしゃっと撫でて、 指先ですくい取った髪に唇を押しつける。
「この・・・・柔らかくて繊細な髪の一本一本。 全てオレのものだ」

かと思えば、 大きな手がすっぽりとわたしの頬を両手で包みこむ。
唇がぶつかり合いそうなくらいの距離だ。
真っ裸に近いわたしが、 鏡のようにピッコロさんの瞳に映っている。
「その澄んだ瞳は・・・・オレしか映すな」

そっと動いた黄緑色の手。
親指がわたしの唇をぷくっと押す。
そして、 その指は半分、 わたしの唇を割って侵入した。
熱い。
それは、 わたしの唇なのか、 舌なのか、 ピッコロさんの指なのか・・・・
もう、 わからない。
わたしは助けを求めるように、 縋るように、 その指を咥えて舌を絡ませた。
「その紅い唇は・・・・オレとキスをする為にだ。 こんな風にな」

指が引き抜かれたと引き換えに、 紫色の舌が強引に侵入してきた。
やっぱり、 熱い。
唇も。 舌も。

「それから______・・・・・・」

ピッコロさんの目はぎらついていた。
紫色の舌をちらつかせながら指先を舐める姿は、 
見ているだけでぞくぞくと甘い電流が全身を走る。

「白くて柔らかい肌に触れるのは・・・・オレだけだ・・・・!」

「・・・・ん・・・・っ!」




ピッコロさんの指、 唇、 舌が、 わたしの肌を這う。
耳、 首筋、 肩、 胸、 お腹、 腰、 お尻、 太もも、 膝の裏・・・・・・・・

もう、 立っていられることがやっとだった。




「・・・・フルート、 わかったか?」

「ん・・・・わか・・・・た」




膝から下ががくがくと震える。
体が崩れ落ちないように、 指先を噛んだまま必死に体に力を入れようとする。




「ようし・・・・いい子だ」

「・・・・あっ!」




ピッコロさんの指先が、 ショーツ越しにわたしを執拗になぞる。
その中心にそっと指をはさまれた瞬間には、 もう、
立っていられなくなった。
床へと倒れる前に伸びた腕によって抱き起されたけれど。

ピッコロさんだけ、 ずるい。

ずるい! と、 そう声を張り上げて抗議したかったのに
今のわたしには、 そんな余裕がなかった。

ピッコロさんだけ、 ひとり余裕たっぷりだ。

ターバンを取り、 マントを脱ぎ捨てると、 今度はわたしの番とでも言うかのように
ピッコロさんはわたしのショーツに手をかけた。




「・・・・ま、 待って!」




その手をわたしは両手で押さえた。
ピッコロさんは怪訝そうにわたしを見つめる。




「おっ、 お願い・・・・ここ・・・・じゃなくて・・・・ベッドまで・・・・、
ベッドの上・・・・で」




わたしの訴えに、 ピッコロさんは鼻を鳴らして笑いながら「いいだろう」と。

そして、 わたしの体はふわりと宙を浮いた。
たくましい両腕がわたしを抱き上げる。
ベッドに下ろされ、 ピッコロさんが上に跨るように覆い被さってくる瞬間も、
裸でいることの心細さからわたしは両腕で胸を覆い隠していた。




「フルート・・・・オレを見てくれ」




その声で横に背けていた顔をこわごわ正面へと動かす。
切なそうに顔をしかめたピッコロさんが、 じっとわたしを見下ろしている。
ついさっきまでの余裕なんか嘘のように______。




「・・・・・・・・」




______こんな顔するピッコロさん・・・・初めて見た・・・・




ピッコロさんはわたしの片手だけ解き、 両手で自分の胸元へと導いた。
道着の胸元からのぞく筋肉質な分厚い胸に手でぴったりと触れると______、

熱い。

だけじゃなかった。

その黄緑色の肌を突き破りそうなほどの心臓の音が、
わたしの手の平に強くぶつかる。

驚いて手を引っこめたわたしを見て、 ピッコロさんは苦笑いした。 
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