僕らの恋心


□新たな寮生活
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「別にいいじゃねぇか…一日中寮にいる訳じゃないンだし」

「それでも嫌なの!! 銀髪頭を寝る前とかに見なきゃなんてありえないよ!」

「こっちだって、拓真がいねぇとなんも出来ないお子ちゃまとなんてごめんだね!!」

朝から教室で言い争ったばかりにも関わらず、また言い争う輝と刹那を見て拓真は

「あーも…うるせーよ! ちょっと静かにしてくれ!! どこにそんなに何度も言い争う元気があんだよ…俺にその元気をわけてほしいもんだよ…」

と言った。

すると、輝がニヤりと笑い刹那に耳元で何か言った。

すると刹那も何やらニヤニヤして拓真を見つめた。

「な…なんだよ…」

輝がニヤニヤしながら拓真に近寄って来た。

「…そんなに元気になりたいか?………だったら望みどうりにしてやるぜ…?」

「…いや…やっぱいい」

「遠慮することないんだよ…?
大丈夫…とっても元気になるから……ね?」

【二人とも笑ってるけど、目元が笑ってねーよ!】

何やら二人から黒いオーラが出ているような気がして拓真は思わず後ずさりをしようとしたが、輝がそうはさせまいと、後ろから拓真を押さえ付けた。

「一体何たくらんでんだよ…離せーッ!!」

すると刹那が拓真の脇腹を擽り始めた。

「!?!? わっ!? やめッ! あは…あはははっ!!」

「やめないよーだ! ほらほらーっ!!」

「あははははッ!! な…なんのはひッ…なんのつもりッあははは!!」

「どーだ?ちょっとは元気出てきたか?」

「っ! ば…ばかっ!! はははっ……たっ頼むから…やッはは…やめてくれー!!」




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