詩 想い 心

□岩場
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『刻む名』

命は今日の今
枯れるかもと思えば
今という瞬間の
重みを知る

散る覚悟で咲く花の
香に匂う強さに
目眩がした

昇り続ける為
爛漫の四方の春

迎え討つ敵の数
計り知れずとも
いつかは酒杯
あげるために

何も無いところから
生まれてきた恋が
刹那を永久という
永い時に変える

この私が貴方の
辿り着く場所ならば
ただ微笑みを湛え
私は待つから
見えない涙で
私をくるんで
そっと濡らして

清らけき永久の春
白い肌に刻むは
ただ一人の名前

千年先まで貴方を
愛すると誓う
夢の通い路
地の果てまで

千々乱れ桜吹雪
大切な者の為に
抜く刃はためかせ
信じる道行けば良い

千年先でも貴方に
出逢えれば解る
魂に刻まれた
貴方の名前…
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