詩 想い 心

□洞穴
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『自分』

いつも私は何も出来ず
守られてばかり…

心から愛した人
何人もいた
だけどいつでも
守られてばかり
与えられてばかり

初恋の人が生命をくれた
心友が知識をくれた

天駆ける龍は笑顔を求めた
光り輝く路を歩めと…
天駆ける雷は記憶を求めた
忘れないで 愛してと
龍の住む宮は幸福を求めた
自分の為に生きろと

自分でも気付かないふり
自分でも解らないふり
何時までも続けたかった
それでも 魂は解ってる

共に過ごした仲間
共に生きた時間
長さも重さも違うけど
やはり 大切な刻

そして 私は
皆の事を 愛してた

これから先
そんなモノは解らない
けれど私は
慈愛ある者
守りたい……
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