詩 想い 心

□洞穴
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『君を想う』

月夜の晩に見つめたものは
君の姿か 月の姿か

瞳を閉じて
思い出す君の姿は
無理して笑う笑顔
辛そうな横顔
淋しげな瞳

分かり合えぬと
何もかもを
諦めていた

君への愛は変わらず
君からの愛は消えた

自分の想いもてあまし
生きる意味を見失う
自分の生きる目的
君以外には何も無くて

喪う恐怖に脅え
喪った者に捕われ
眼の前の君を
上手に愛せなかった

それなのに
今も想うよ
君のことを…
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