アランの章2
□story5 〜北風と太陽に灼かれて〜
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くそ…
俺はヤバいことに巻き込まれたようだ…
だってもう犯罪者扱いだしな。
てかなんで俺の名前が解ったんだろう…
警察は俺を血眼で探している。
うまく撒いたけど、それよりも…
まず犯人を捕まえて誤解を解かなければ!!
そして、犯人はヒソカのお友達☆
アランはヨークシンの外れ、
廃ビル地帯へと足を進めた。
ヨークシンのネオンライトや
ホテルの明かりが遠ざかり、
廃ビル地帯は余計に黒々しさを増している。
もしも…俺の予想通りプロデューサーが蜘蛛だとしたら、
俺はみすみす捕まるわけにはいかない。
かといって逃げれば、
また罪も無い人々が死ぬ。
ここで俺が旅団を止めなければ!!
ってか、人死んだのは多分俺のせいだから、
俺が止めないでどうする!?
って感じか…
『絶!!』
アランは気配を絶った。
これからあのA級首に会うと思うと、
自然と心音が大きくなってきた。
落ち着け俺!!
まだ見つかっていない!!
忍び足で入ったのは、
中央の一番大きな廃ビル。
流石、廃屋だけあって恐怖感が桁違いだ…
さらに奥へと足を進める。
大広間に出た。
誰もいない…
アラン:「ふぅ…」
緊張が少し解け、
安堵感が俺を包む。
他をあたってみるか…
と出口に引き返そうとするアラン。
フェイタン:「何逃げようとしているか!?」
ん!?
で
出たぁあ〜〜〜〜〜!!!!