アランの章

□story6 〜凍てつく悪魔〜
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上から泥人形が覆い被さる感触。

その直後、
背中すれすれを何かが掠めた。


頭を上げると、
コトヤが俺とオペックの周囲の人形を長槍で砂にしたところだった。


コトヤ:「逃げますよ!!」


コトヤを先頭に、
俺たちは泥の中を走る。


コトヤ:「おらおらおら!!」



コトヤは妨げになる人形たちを
長槍で華麗に捌きながら突き進んだ。



ロメイス:「そんなんで逃げられる訳ないだろ!?」


ロメイスはスーッと泥の上を移動して、
俺たちの前に立ちはだかった。


オペック:「流石に地の利があるな…」



コトヤ:「戦うしかないみたいですね。」



ロメイス:「そゆこと!!」



アラン:「じゃあ、やりますか(笑」



オペック:「ぃゃ、俺一人にやらせてくれ」


コトヤ:「なに言ってるんですか!?
3人でも勝てないかもしれないんですよ!?」



オペック:「だからこそ俺一人でやる意味がある。
時間稼ぎをするから、
今は逃げろ!!」


アラン:「なる程、
まだ時間はある…

コトヤ、行くぜ!!」


コトヤも気づいたようだ…。


今、全員捕まるより
二人残って、後で助けに行くほうが確実だ!!



アラン:「頼んだぞ!!
オペック!!」
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