アランの章
□story5 〜二次試験は〜
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一瞬だった…
ヒソカが正気に戻った時には
彼の足下に、
斬られた受験生達が鮮血を噴き出して倒れていた。
「くっくっく…
あ、あは、あははははぁあはははははぁ」
ヒソカは
トランプに付着した血を舐め取りながらこう言った。
「君ら全員不合格だね」
「な、なんてことをするんだ!!!!」
「どうしたんだい!?」
「彼らはここで死ぬために、いままで生きてきたんじゃないんだぞ!!」
「みんなボクに生かされていたんだ
それより、早くゴールに向かおう」
「断る!!
僕はお前と組むぐらいなら、
死んだ方がましだ!!」
「……残念だ
キミとは仲良くなれると思ったのに…」
僕はスケッチブックを取り出し、
そのページを一枚破る。
ドロン!!
とそこに
薙刀が具現化した。
「へぇ〜
そんな能力か
なんて名前だい!?」
「関係ない!!」