アランの章
□story2 〜到着〜
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「俺の予測だと、
もう試験は始まっている!!
(っていうか、運転手がそう言ってたし。)
バス事故の一件は、おそらく危機対処能力のテスト!!!!
そして、次のテストはこの★印の場所で行われる!!」
「そうですね、では★印の方に向かうんですか!?」
少年は納得いかなそうだ。
「どうしたんだ!?」
「あの怪我人はどうするんですか!?」
「一緒に連れて行こう。
そこが会場なら、手当ができる。
彼もハンターを目指しているんなら、
こんな所でリタイヤしたくはないだろう??」
「しかし、もしその★印が嘘だったら、
この人を死なせる事になるかもしれないんですよ!?」
彼の言っていることにも一理ある。
もし、このムキムキを死なせることになれば、
俺は自分の愚かさに一生苦しめられるだろう。
しかし、ここでチャンスを逃せばもう、
俺に未来はないかもしれない…