アランの章
□story9 〜復讐者〜
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アラン:「おいおい!!
子供に銃向けるっての
お前なに考えてんだよ!!」
スパー:「出来れば
痛い目に遭わせたくないの。
棄権してくれる!?」
コトヤ:「…」
会場は静まり返った。
空気が張りつめている…
オペック:「まずいな、
恐らくあの猟銃…
散弾銃だ。
いくら念能力者といえども
命中したらタダじゃ済まないぜ。」
コトヤ:「じゃぁ、
当たらなければいいんですよ。」
コトヤは大胆にも、
ゆっくりと一歩一歩距離をつめていく。
スパー:「待て!!
これ以上近づくと
右腕がなくなるわよ!!」
それでもコトヤは足を止めなかった。
バン!!
会場に銃声が鳴り響く。
銃弾は、コトヤの背後にあった柱に
大きな窪みを作っていた。
そしてコトヤは…
なんとスパーの背後に立っていた。
コトヤ:「あなたの射撃スピードじゃ、
少し遅すぎます。
それに、狙うなら心臓ですよ。
生半可じゃ僕には勝てません」
ドスッ!!
スパーは音もなく崩れ落ちた。
コトヤ:「では来年、
頑張って下さい!!」
(コトヤ第三次試験通過)