□幻想
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【訳】

 ふと、日常の世界を見てみた。
 日常の世界の中で、私は幻想を描く。

 いつも何か幻想を描いていて、気付くと馬鹿らしく思えるくらいに。

 どうしてだろう?

 いつも魔法とか使えたら、超能力とか使えたら、と考えている。

 現実を見ずに。

 どうしてだろう?

 考えてみて辿り着いた答えは、私は寂しかったということ。

 接する人間に対して顔を変えてきた私は、本当の自分を隠し続けた。
 その所為で、孤独だったんだ。

 だから、逃げたかった。
 この現実から。

 漫画や映画、アニメのような非現実的な世界に憧れたんだ。
 寂しさを紛らわせるために。
 悲しみを隠すために。

 でもそんなことはできないから、私は始めた。
小説を書くことを。
 絵で表現できない私は、言葉で表現することを選んだ。

 そして今の私がある。
 自分が日常の中に描く幻想を、小説にする私が。

『エキサイト翻訳』使用
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