詩
□残留
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空は蒼く澄んでいて
汚れることを知らないように
私達を見下ろしている。
知らないところに行った。
学校の、教室
女子ばかりの中での学校生活をしていたため
共学の教室は違和感があって
この場所に少女と少年が犇めき合っている
目に浮かぶ彼らの情景は
見たこともない
全てのものに残留思念があるように
物を見ると何かが浮かぶ
その浮かぶ光景が
何故だろう?
悲しく思えて
そこから逃げ出したくなった
澄みきった蒼でのうのうと見下ろしてないで
この訳のわからない気持ちを
洗い流してよ
どうして
私はここにいるの?
何故ここにいる必要があるのだろう?
あの空に浮かぶ雲でも
良かったのに…
こんな気分になるくらいなら…