カカナル

□続・普通じゃない
1ページ/1ページ


「ナールト。一楽行く?」

「…今日は良いってば」

「最近行ってないじゃない。たまには食べに行かない?」

「…そんなにお腹空いてないから…」


最近、ナルトが笑わなくなった。

なんでだろう。
俺、ナルトに何かしたかな。

(んー…)

思い返してみても、そんな覚えはなくて。

任務で何かあった訳でもない。
ナルトと喧嘩した訳でもない。
じゃあ何があったんだろう。

…そう言えば、最近修行付き合って欲しいとも言ってこなくなったな…。



任務が終わって、一緒に俺達の家に帰ってきて。
ナルトは疲れたからってご飯も食べず、すぐにベッドに入ってしまった。

その後を追って、ナルトに問いかけてみる。

「ナルト、最近元気ないね」

「…そうかな?」

「うん。一番近くに居る俺が言ってるんだから間違いないと思うな。どうしたの?何か悩みでもあるの?」

「なんにもないってばよ…俺、疲れたからもう寝たい…」

「…そっか…ゆっくり休みなさいね」

「…うん」

おやすみのキスをして、電気を消した。

任務で疲れているだけなのかな。

元気がないナルトを見ると俺まで悲しくなる。

ホントにどうしたのかな。


本を読んでても、全く内容が入ってこない。
何をしてても、お前の事ばかり気になるよ。

どうしたらナルトの元気が戻るかな。
どうしたら、またお前の笑顔が見れるかな。

ナルトの大好きな一楽へ誘っても、行きたがらないし、先生どうしたら良いの。

ナルトの元気が戻るなら、お前の笑顔が見れるなら、何だってしてあげるよ。

だからお願い。
また俺に笑ってみせて。


「…ナルト。先生寂しいよ…」


END


2019.1.7

久しぶり過ぎて書き方が分からない…。
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ