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□【揺れの原因A】
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「もう無理です!僕は我慢できません!!」

カブトは叫んだ。


【揺れの原因A】


「…カブト。」

「あの子が此処に残るって言うなら、僕は大蛇丸様の助手を辞めますから!!」

「そんな大袈裟な…、」

「そりゃ大袈裟にもなりますよ!僕が今までどれだけ我慢してきたかっ!」

「………、」

大蛇丸は眉を寄せた。

「あの子のせいで僕は毎日胃が痛い思いをしてきたんです!それでもあなたの為に我慢しようと…、」

「カブト…、」

「だけどっ!」

大蛇丸はビクッ、とした。
カブトがここまで声を荒げるのは初めてだった。

「もう無理ですから!あの子を木の葉に帰すか、僕があなたの側を離れるかだ!」

「…私には二人共必要なのよ。カブト、あなただって解ってるでしょ。」

「…どうせならナルト君を連れてくれば良かったんだ…。」

ポツリと呟くカブト。

「………!」

“ナルト君を”と聞いて大蛇丸は閃いた。

「カブト。」

「…何ですか…、」

「ナルト君を連れて来なさい。」



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