カカナル
□俺の仕事
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――…見られている。
ずっと。
任務中も。
飯の時も。
トイレの時も。
寝る時も。
朝、昼、夜、
ずっと。
「だあぁぁ!!カカシ先生!毎日毎日、一体何だってば!?」
「ん〜、…良いじゃない、別に。」
「良くねぇ!!てか布団に入って来るな!自分の家帰れってば!!」
「いや。俺の仕事だもん。帰らないよ。」
「仕事って何?!帰れ!!」
「いや。」
「帰れ!!」
「いや。」
「〜〜〜〜〜っ、」
「あ、コラどこ行くの、」
「じっちゃんのとこだってば!!」
「止めなさいよ、こんな時間に。迷惑でしょ。」
「迷惑なのは先生だってば!」
「なに言ってるの。嬉しいくせに。」
「ちっとも嬉しくないです!!だから帰って下さい!!」
「まぁたそんな事言って。先生いじけちゃうぞ。」
「気持ちわりぃんだってばよぉぉぉ!!」
こうして夜は更けていく。
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