カカナル

□桃色の片思い
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「ナルト〜!任務になんか行かないで!」

「カカシ先生、無理言うなってば、」

「嫌だー!行かないで!ね、行かないでよ!」

「だあぁー!仕事なんだから無理だってば!」

「うずまき、お前も大変だな。」

「アスマ先生、そう言うなら助けてってばよ!」

「ナルト、熊になんか構わないで!俺の事だけ見ててよー!行っちゃイヤー!」

「ちょ、カカシ先生、」

「ナルト行っちゃイヤ!俺を置いてかないで!お前が居ないと先生死んじゃうよー!」

上忍待機所前に着いたサクラ。

中から聞こえて来た会話に扉を開けようとしていた手を止めた。

「アスマ、いくらナルトが可愛いからってジロジロ見ないでよ!俺のだからね!」

「…誰も取って食ったりしねぇよ。俺は女が好きだ。」

「お前なら食いそうだよ!ナルト気を付けて!こいつは獣だからね!」

「………、」

この会話はなんなのか。

まるでカカシがナルトを溺愛してるみたいだ。

(…別れたんじゃないの…?)

「もう放せってば!」

呆然と立ちすくしていたサクラ。

「嫌だ行かないでー!」

ガラッ、と音をたて突然開かれた扉。

サクラがその先に見たものは。



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