カカナル
□俺の仕事②
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「アスマ…、どう思う？」
「無理があるぜ。」
「………。」
火の国の長である火影は頭を抱えていた。
火影の悩みの種、それはエリート忍者はたけカカシの事だった。
カカシとはナルト、サスケ、サクラ率いる第七班の担当上忍。
頭脳明晰、冷静沈着、そして暗部経験もある、誰もが憧れる最も優秀な忍。
そんなカカシに火影は第七班とは別の仕事も任せていた。
それは九尾を腹に宿らせているナルトの監視。
忍だから、上忍だからと言って誰でも彼でも出来る仕事ではない。
そんなわけで考えた結果、火影は優秀であるカカシにその仕事を依頼したのだ。
だがそれが間違いだった。
「…やはり監視役を変えた方がよいと思う…、」
「親父、何度も言ってるがカカシが簡単に引き下がると思うか？」
「…わしはナルトを木ノ葉丸同様、可愛い孫の様に思っておるんだ。」
「そりゃ解るがな…、」
「だからこれ以上あの変態には任せておけんのじゃ！」
そう言うと火影は拳を机に叩き付けた。
「………、」
「それにもうナルトの新しい監視役を手配しておる。入れ。」
「…一体誰に、」
アスマが続けようとした瞬間、音もなく一人の男が
姿を現した。
「お前は…、」
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