遊☆戯☆王 デュエルチャンピオンズ

□第三話 青いパートナー
2ページ/8ページ


「タッグデュエルかぁ
今回の優勝は文句無しに狐と水野さんのタッグだろうな」

「いやいや、混沌の使者と暗黒界のぺったんだろ」

「風霊使いと始祖の水源タッグも注目だ」

「いや、前年度チャンピオンも捨てがたいな」

「・・・ヒソヒソばなしにして欲しいもんだな」

「(前年度チャンピオン・・・俺はただ、やるだけか)」

霧は話の内容を聞き取りつつじっとしてる。

「そうえば、お前らタック名とかどうすんだ?」

「なんだそれ」

「チーム名、登録しないと変なのになるぞ」

「そういうお前らは決めてるだろうな」

「まぁな、風水の双璧・・・だっけな?」

「清涼にしては覚えがいいな
早く決めないと、混沌と絶壁に」

瞬間、風緑は察した「死」を。
だが遅かった、風緑の体は宙を舞いそのまま下に頭から落ちた。

「・・・」

その場でみんなは冷や汗を掻いた、目撃した霧と清涼に至っては恐怖を越した恐怖を感じた。

『ウィンちゃん、介抱しなくていいの?』

『風緑の自業自得だから、それに、デリカシーを覚えて欲しいから』

ウィンの目はどこか遠くを見ているようだった。

『そ、そうだね』

エリアはそれに対し苦笑いでしか返せなかった。

「てか、あいつ生きてんのか」

『生きてることは精霊の私がわかるから
けど、風緑はなんか不死身なんだよね』

「・・・」

『トラックに轢かれてもピンピンしてたから』

「本当に本当に人なのか」

『確か、そんな気が』

「う、いいぃぃぃぃぃいん!」

風緑は復活し伸びをした。

『はいはい、大丈夫だった?』

ウィンは風緑の下に行く。

「あいつ、変態だけど」

風緑はウィンと話し合ってる。
ウィンは突然怒り出し、宥める風緑。

その顔は笑っている。

「ちゃんと、顔見て話してんだな」

「頭ではアウトなこと考えてるけどな
多分、今頃は・・・ウィンとの夫婦生活とか考えてると思うぞ」

「救いようがないな」

「全くだ」

ふふっ、と二人は笑った。

「???」

二人の会話に置いてけぼりを食らうリリであった。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ