遊☆戯☆王 デュエルチャンピオンズ
□第二話 部活と知らせ
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「ん、あ、よっす」
そいつは振り向く。
「あ、椚」
「おま、どうしてここに」
そこにはフリッターを食べてる直輝がいた。
「フリッター美味いです!雲雀美人教諭」
「あなた、良くわかってるじゃない♪
手取り足取り、なんでも教えちゃうわ」
「では、保健体育(実技)を・・・」
「・・・白山先生に任せます」
「なっ!?あの男の先生が相手なんて嫌だ!」
白山先生というのはこの学校の保険医白山虎之助のことをさしている。
女尊男卑という言葉を具現化したような態度を取る教師である。
「何でも手取り足取り後ろから抱きついて指導してくれるんじゃないんかよ!?」
「ウィンは俺と」
『お断りします、断固』
「敬語で断られたぁっ!?
つーか、まだ何も言ってない!」
「どうせ、変態発言だろ」
ため息混じりに突っ込む霧。
「愛情を深める行為のどこが変態なんだ!?」
「念のために聞く、例えば?」
「ハグしたり、キスしたり、一緒にお風呂入ったりするだけ、だけど?」
「それにしても、このフリッター美味しいな」
『本当美味しそうだね〜』
「無視すんなよぉ、連れないなぁ」
と、言いつつフリッターを齧る風緑。
「美味いっちゃ、美味いな」
「それ、私が揚げたんだからね」
「ふーん」
興味なく言うとパパッと二人は食べ終わった。
「「ごちそーさま」」
食堂を出る二人。
「早く教室行って寝てるか」
「そればっかだな」
「眠いからいいだ・・・」
「ん?上津遊?」
歩きながら会話していたら上津遊の言葉が途中で切れた。
『霧くーん?』
『霧?霧?』
「・・・すーすー」
霧は歩きながら寝てた。
「こ、こいつ・・・」
霧は起きてるかのように障害物を避けて。