遊☆戯☆王 デュエルチャンピオンズ
□第二話 部活と知らせ
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「ふぁぁぁぁぁぁあああ〜〜」
朝八時、霧は起き上がりノビをする。
「あぁ、眠い」
「いつも眠い眠い言ってるじゃないかよ、一日どんくらい寝れば気が済むんだよ」
「・・・23時間と40分」
「ほぼ一日じゃねぇかよ!」
「飯はソイ○ョイかカロ○ーメイト」
『飲み物は私の』
「飲み物は液体カロリー○イト」
『言わせてよぉ、霧』
『再死さん、それ言うと規制されちゃって二度と霧さんとは会えなくなるわよ』
『あ、そっか』
ポンと手を叩く再死。
「ほら、早く着替えろ」
「めんどくさい」
風緑は制服の裾に腕を通す。
「あ、ウィン、今日こそ当てるから!」
『頑張ってね』
「約束忘れてないよね?」
『忘れてない忘れてない』
「俺と婚きゅううう」
風緑はグーパンで吹っ飛んだ。
『ば、ばばばか!七回死んでまた死ね!』
「えー、何でもって言ったじゃんかよー」
『そうだよ!ウィンちゃん、時が来たら私がちゃんと教えてあげるから』
『だからって、け、けけけけ結婚はない!ありえない!
それと、再死さん!そういう時こないからね!?』
「騒がしいなぁ・・・」
霧は制服に着替えフード付きの黒のコートを羽織る。
「あ、すまんすまん
ほら、ウィン行くぞ」
『あ、うん』
「俺らも行くぞ、再死」
『うん!』
扉を開け、二人はまず一階の食堂に向かう。
「二人ともグッドモーニングリズリーマザー、おはよウェザー・リポート!
今日の天気は晴れ!」
食堂で傘を持ちくるりと回転した満面の笑みの女性はスーツに桃色フリルエプロンを着た大人な感じのグラマーの美女、オシリス・レッド寮長の雲雀 朱里だ。
右手にはウェザー・リポートのカードが。
「わかってる」
「で、朝飯はなんですか」
二人は朱里先生を無視し席に座る。
「冷たいと、スノーマンイーターになっちゃうわよぉ」
パッとウェザー・リポートのカードがスノーマンイーターに変わった。
周りから拍手が巻き起こり皆に手を振る朱里先生。
「で、朝飯はなんですか?」
「ししゃものフリッターとご飯一杯、味噌汁っすよ」
知らせたのはラー・イエローの制服を着た生徒だった。