不二受け

□ひとりの日
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起きてみると、時間は昼に近かった。
昨日の夜にセットしなかった目覚まし時計からは規則正しい針の音しか聞こえてこない。こんなに寝たのはいつ以来だろう。

今日は日曜日。天気も良好。出掛けるにはもってこいの日だ。
でもオレはそんな気になれなかった。

「あ〜あ、なんでかね。」

本当は今日も不二と出掛けるはずだった。なのに昨日の夜に来た電話でキャンセルされてしまったのだ。

そりゃさ、分からなくも無いよ。だってあの裕太からのお誘いだし。不二は相当嬉しかったんだろう。電話でも裕太が裕太がってうるさかったし。あんなにはしゃいでる不二を見たのは久しぶりだ。



あーイライラする。
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