不二受け

□カケラ
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話の内容はどうでもいいことばかり。でも英二の話し方が大袈裟で、さもすごいことのように話すから、僕もいつの間にかそのどうでもいい話に引き込まれていったのだった。



「じゃあまた明日ね。バイバイ不二!」
「うん。また明日。」



英二と別れると急に辺りは静かになって、寂しく感じる。

ほとんど夜に近くなった空を見上げて溜め息を吐く。



彼はまた明日も僕の隣で延々と話をするのだろうか…








僕はほんの少しだけ明日が楽しみになった。




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