黒 詩 2
□START 〜start.〜
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スカートの裾上げをして
次の世代へ行く為の準備した
あたしだって大きくなるってしってたから
この声が届く様に窓を開けてみたよ。
照らされる赤いスカーフに
真紅の意味を綴ってみた
遅いはずの足早めてみたって
変わらないのは過去だからね
車のエンジンがかかったら
出番を待つ小鳥が外へ飛び出した
サイドミラーに映し出された
名の無い花を見つめてても
それが未来なら苦にならないって
夕立は大きく宣伝した。
見つめっ放しのWorldを
作り上げていくのはあたしだから
手を翳して進むよ。
これがあたしのSTARTだから