黒 詩 2

□水面
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赤い星探して
高い丘登ろうと手を伸ばすけど
行くあてのないその手は
いつか僕の元へ戻ってくる

生きていく
意味に差が無い僕達だけど
同じ星に生まれた物同士
高さは皆同じだと


君の声を探す
僕の姿は
憂鬱な顔をさせる
小さな悪魔

水面に映る
大きな赤い球は
僕の眼を嘘と判断する

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