ノマカプ小説
□世界の果て
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「用って程でもないんだけどな…。朽木、お前最近また何か悩んでいるだろ?」
頭を無造作に掻きながら海燕は言った。ルキアは無言のまま俯いていた。はぁ…。と海燕は一つため息を付いたあと、ルキアの頭に手を乗せた。
「まぁ…別に言いたく無きゃいいけどよ。忘れんなよ、俺はオメーの味方だって事を…。」
言いながら頭をわしゃわしゃと撫でた。
その手にルキアは思わず自分の手を伸ばす。
嗚呼、この手があれば
この人が居れば、わたしは生きて行ける
例え、結ばれなくとも…。