04/26の日記

23:51
一年目の手紙
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えみさんの恋人からお手紙が届きました。

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今日で付き合って1年。あっという間だったね。
ということで、今日ぐらいは真面目に手紙でも書こうかと思った次第です。おれにしては珍しい試みだけど。

さて、何から書こうかな。
あー、これ結構言いにくいんだけどさ、えみのブラひもってねじれてないことがないよな…(苦笑)。
ってわざわざ記念日に書くようなことじゃないか。この話はナシ(笑)。

この前、結構激しい喧嘩になったよね…。会話の流れで、えみが「好きな人できたら別れていいからね」って言ったんだよな、おれに。それでおれが怒った。
えみは、別れても自由が手に入るし、おれの代わりもたくさんいるって思ってるよね。えみは何気にモテるし。その余裕というか突き放したところが、おれからするとイラっとするんだと思う。おれのことはどうでもよさそうというか…。

えみってさ、単に自由人で何も考えていないのか、おれから逃げようとしてるのか、いまいち掴めないよね。楽しそうに生きてるけど、おれがいるかいないかはあまり関係がない気がする。…とかうじうじ言ってるから面倒くさいのか。
冷たい感じはしないし、えみって男からすると人気があるのは分かるんだよね。でもいざ付き合ってみると、雲みたいにフワフワとしていて、いつ消えてしまってもおかしくないとも思う。今は、付き合っている感じがしなくて、遠い。

あー、おれってほんと悪い方向にばっかり話を進めるなぁ。
記念日だしもっと前向きなことを書くようにするよ。話を変えよう。

さんざん文句を書いた後にこう言うのもなんだけど、おれはそれでも、一年間幸せだったと思うし感謝しているんだよ。
付き合ったばかりのころ、えみの明るさは、少し人生にふてくされ気味だったおれにとって生きるためのエネルギーそのものだった。おれがごちゃごちゃこの関係を壊すようなことを言っても、えみの理解があるからここまで壊れずに来られたんだと思う。

えみが言っていた「喧嘩とかをしても、そのたびに乗り越えて絆を強くしていこうね」っていうセリフをおれは今でもしっかり心に刻んでいるから、忘れかけていた気持ちを再確認しながら、これからも一緒に歩んでいきたいと思う。えみもあのころの気持ちをそのまま持っていてくれたら嬉しいよ。

これからもたくさんの壁に当たると思うけど、一つ一つ乗り越えていこう。あ、あと、友達に「彼氏はものまねレパートリーが数百種類ある」とか吹くのはやめてくれ(苦笑)。おれ、カイヤの真似しかできないだろ。

では、これからも末永くよろしく。えみがいてくれてよかったよ。ありがとう。

P.S.誕生日とかクリスマスに、携帯の料金を払うようおねだりするのはどうなの…。


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