過去拍手

□〜朝の教室〜瑛SIDE
1ページ/1ページ

朝からお昼寝 瑛Side 後編
「瑛〜?寝てるの〜?」
朝早くの教室。どうやら勉強中に寝てしまったらしい。九重だったからよかったものの・・・
他のヤツだったらヤバかった。
けど、寝たフリ、寝たフリ。
どんな行動をとるのか、興味があったんだ。
「髪、サラサラ。」
髪をなでられる。
今日も頑張ってセットしたんだ!
触るなって・・・いつも言ってるんだけどな。
「あ、こんなことしてたら瑛、怒るかもしれないなぁ。」
・・・。バレバレか?
けど、お前の髪もサラサラだろ?
「瑛・・・お疲れ様。」
ほっぺに軽く、感触。
九重の匂い。
っ!!!?
九重が俺の前に座ったような音。
「大変だなあ。私にできることはないのかなぁ。」
今ので、十分だけどな?
クスッと笑ってしまった。
「瑛?」
ヤバっ!寝たふり寝たふり。
「瑛・・・大好き。」
そのまま寝てしまったように、息の音だけが聞こえた。
寝たふりをやめて、起き上がる。
「俺も、好き。」
瑛はそっとつぶやいて、九重の額にキスを落とした。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ