時の詩

□冬の朝
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    冬の朝

かじかんだ両手を
こすり合わせながら
はんてんを着込む

窓を開けてみる
眩しいくらいの銀世界
まだ 足跡も付いてない

そっと
白い息に
手を あててみる

暖かな故郷に
すこしだけ
帰りたくなった

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