空に茨

□よっつ
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『………』


「して、兄は何者だ」


『我を覚えてぬのか、朽木家の者よ』


「ま、まさか…あなたは…」

朽木が、膝をついて頭を下げた



『察せ…朽木』


「いつ戻られたのですか…言ってくだされば手配をしたのです」


『あー。堅苦しいの嫌いだから良いよ』


「しかし……」


『こんな格好で言うのもなんだが…空と言うものを知っているか』


「空凛のことですね……」


『その事で話がある』


朽木まで、知っているとなれば
相当な騒ぎをしたか…


『阿散井恋次が、一員だったそうだな』


「申し訳ありません…我が部下が失態を」


『哀れな部下だ…まぁ良い。ただ、私は頼みにきたのだ』


「朽木家に出来ることならば…」


『私が、これからしていくことに手を出さないで欲しい…絶対に』


「何があってもですか」


『そうだ。君の部下が何をしても』


「…それがあなたの望みなら従います」


『では、私は行きます』




七、八飛ばして

九番隊だ



東仙要が隊長


で、檜佐木修兵がいる


『失礼します。十番隊より書類を届けにきました』


「新入りか」


『矢神です。よろしくお願いします』


コイツも一緒だったな
殺すのに、一秒かからない

断言する


霊圧も意志も弱すぎる


「隊長に届けておく」


『よろしくお願いします』



あとの隊は…回らない



主犯たちを炙り出したから、良しとする






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