短編集

□誕生日だぞコラ!
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今日は、七夕。

私は、理央と言います。
私は…



「極限におはよう!」


元気よく教室に入ってきたのは…


「おはよ、了平」



幼馴染みの笹川了平である


腐れ縁ってやつ



「なあ、理央」




今日はいきなり真面目な顔をした



「何、了平?」


了平が大人しいと
何か、寒気がする…



「極限に、困っていることがある」



「んで、極限に何?」



極限って言ってるのに
馴れてしまったから


普通に使える


「誕生日プレゼントは、極限に何が良いのだろうか?」


プレゼント?

七月生まれの知り合い何ていたっけ?



「誰に、あげるのよ」



「極限に尊敬する人だ」

「ふーん。」


「それで、極限に何が良いんだ」


「どんな人なの?」


「尊敬する「特徴的な意味で」」



「ふむ…強い…いや…完璧…」


「解んないから、それじゃ!!」


「極限に、難しい質問だ」


一体どんな人に
あげるんだか


「年は?」

「知らん」

「好きなものは?」

「銃と…コーラと…極限にわからん」


はぁ…

この天然ぶりは
どうにもならないか…


「身に付けているものとかは?」


「バンダナをつけているぞ」



「じゃあ、バンダナにしたら、例えば、ドクロちゃんの」


ドクロちゃんとは

ハートマークのなかにドクロがかいてある

バンダナ


いま、流行りらしい


「極限にそれにしよう」

Σ真に受けてる


「極限に祝うぞ!!!」

走り去っていった







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