裏切りの名を呼ぶ神

□第九十二話
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―沢田綱吉視点―



ヴァリアーたちが去って
俺はゆっくりと立ち上がった


「ふぅ……」


リボーンは、ニヤリと笑った


「演技が上手くなったじゃねーか、ツナ」


今まで、怯えていたふりをしていた


「それって、誉め言葉なのかよ」


「どうだろうな?」


「にしても、来るの早すぎない?」


リボーンが言うには、十日は大丈夫だって言ったじゃないか


「ザンザスの超直感だろうな」


超直感は、俺にもある

目覚めたから、こうなってんだけど


「違う…ザンザスじゃないよ…他の誰かだ」



「ツナの直感か?」


「ああ…見破ったのはザンザスじゃない」


ヴァリアーでもない誰かだ






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