もしもDE☆小説
□もしも!翔と龍がバイオハザード4に出ていたら!
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俺、武田翔は合衆国直属の有能なエージェントとなり、極秘任務をこなす日々を送っていた。 次の任務は大統領令嬢アシュリー・グラハムの護衛。しかし、そのアシュリーが何者かに誘拐されてしまった。 アシュリーの救出任務を受けた俺は、僅かな目撃情報を頼りにヨーロッパのとある山村を訪れた。
「しかしついてねぇな…」
「全くだ…」
運転手と助手席に座る男が愚痴をいいあっていた。そりゃこんな山奥の任務なんか嫌気がさすし大統領からの依頼でなければ断っていた。
「つーかそんな湿気た面してんなよ?こうなりゃとっととアシュリーを見つけて野外パーティーといこうぜ!」
俺は鼻くそをほじりながらそう言うと隣で俺を軽蔑の眼差しで見る助手がこう言った。
「変なナレーション入れるな!同僚の俺がいつからお前の助手になったんだよ!」
「まあまあ、冗談だよ♪」
「うるせ!つーかフラメンコからメタルにBGM変えるな!雰囲気丸つぶれだろうよ!」
この口うるさい俺の相棒は五十嵐龍。俺の大親友であり俺より腕がたつ頼もしい同僚だ。
「そもそもナレーション第三者に任せるぞ!」
「あ、ごめんトイレ行きたい」
「お前が行ってどうする…ここは俺が行こう…」
そう言うのは運転手の早坂拓海だ。既に死亡フラグが立った可哀想な人物の一人である。
「…おいナレーション、次ふざけたらヤるぞ?」
そう言うと拓海はこのオープニングのお約束のトイレタイムに出掛けた。
「さて…とりあえず怖いからMichael JacksonのBadかけよ?」
「だからフラメンコにしろ!俺だってMichaelが聴きたいよ?けどここは忠実に行こうぜ。」
龍が腕を組んでそう言うと翔は諦めてフラメンコをかけた。
「済まない…待たせたな。さあ出発だ」
因みにこの小説、元ネタのセリフなど覚えてないため第三者の記憶によってそれっぽいセリフに仕上げるのでグデグデだがそこは温かい目で見てやって欲しい。
吊り橋を渡るとそこで車を止めさせ翔と龍は民家へ入った。
「ボロいな…」
「失礼なことを言うな」
余りにも緊張感のない会話をしながら進むとリビングについた。そこには暖炉に燃料を加える一人の村人が居た。
「あの、済みません。この辺でこの子を探しているんですが…」
龍は写真を内ポケットから取り出すと村人に見せて説明をした。
すると村人はスペイン語だろうか…兎に角英語ではない言語で龍に何かを言った。
「ああ、すみませんお忙しいだろうからこれで…」
ブン!
「なっ!」
村人は龍と翔が後ろに向いた瞬間に斧を振り下ろしてきた。それを龍は反応して翔を突き放してよけた。
「フリーズ!シーフリーズ!」
ここでバイオ恒例の空耳を言う翔は何故かナイフを構えて言った。
「お前ハンドガンは!」
「忘れたわ!」
グサッ
翔はナイフを村人に投げると太ももに刺さり、怯んだ所を不良パンチで暖炉にぶち込みあっさりと倒した。
「お前もう滅茶苦茶だろ」
龍は呆れ果てて車に戻ろうとしたが外からは村人の声が複数聞こえたので二階に登り、外の様子を見た。すると大きなトラックが車に突っ込んで来た。
車内……
「拓海〜」
「…ああ」
「コレってさ」
「…ああ」
「痛いかな?」
「…マット敷いてても痛いな」
さらっとネタバレした拓海の言葉と同時に車は川底へ沈んで行った。
「くそ!」
「龍!兎に角ここから出よう!」
「ああ!」
龍は窓ガラスにタックルをして綺麗に受け身を取って銃を構えた。
「龍!今本部から発砲の許可もらったぞ!」
翔は窓から龍に知らせると呑気に武器になりそうなものを探し始めた。
「わかった!」
龍は周りを警戒しながら言った。
「くそ〜…ナイフはないか…おっ弾薬発見♪」
翔は弾薬をポケットに入れると一階へ戻った。
「他に……ん?これは…」
「翔!ヘルプだ!」
「!っしょうがなぇ!これで行くか!」
翔はある物を取って龍の元へ駆けつけた。
「この村人達銃が効かない!」
「頭を撃て!」
翔はそう言うと村人に突っ込んだ。そして武器として持ってきた物で頭を攻撃した。そのあるものとは…
「鉞!?」
龍は驚き少し呆けてしまった。
「鉞はちゃんとした武器だ!」
翔はそう言いながら次々と村人の頭を殴りつける。
鉞…古くは武器としても使われているのであながち間違いではない。
結局翔はその後村に行くと設定を無視していきなり村長の家へ侵入してガスコンロにハンドガンの弾薬をばらまいてタイプライターも乗っけてさっき村に入った時にゲットした拓海達が焼かれていた火を放りこむと爆発が起こり家が燃焼してしまった。
「…………」
龍は呆れ果てて疲れてしまい、翔を家に蹴り入れて手榴弾を投げてゲームオーバーにさせて自らもハンドガンで打ち抜いて現実に戻った。
結果…もしも翔がバイオに来たら…世界観が崩壊する。