医学・看護用語


【あ】 5件

【アクトネル (あくとねる)】
骨を丈夫にする薬。
おもに骨粗鬆症の治療に用いる。
強力な骨吸収抑制作用をもつ。
安全域が広く副作用の軟骨化を生じにくい。また、胃腸障害の出現率が低いとされる。

《効能》
骨粗鬆症

《副作用》
●食道炎、食道潰瘍(飲み込みにくい、飲み込むと痛い、胸やけ、食道の痛み)
●胃潰瘍、十二指腸潰瘍(腹痛、吐血、黒いタール便)
●顎骨壊死(歯の奥の痛み、あごの腫れ・痛み、うみ)
●低カルシウム血症(しびれ、痙攣、意識朦朧)
●吐き気、便秘、下痢

《注意》
●起床後すぐにコップ一杯の水とともに服用。
●寝たままの姿勢で飲まないこと。
●服用後30分は横にならない。
●服用後30分以上経ってから朝食を摂る。
●飲食物や他の薬と一緒に服用しないこと。



【アマリール (あまりーる)】
血糖値を下げる薬。糖尿病の治療に用いる。

《効能》
インスリン非依存型糖尿病(ただし、食事療法・運動療法のみで十分な効果が得られない場合にかぎる)

《副作用》
●低血糖(ふるえ、寒気、動悸、冷や汗、強い空腹感、ぼんやり、気が遠くなる)
●肝機能値の異常、発疹

《注意》
●シックデイルールについて十分説明を受けておく。
●低血糖状態が表れたらすぐに糖分を摂る。



【アムロジン (あむろじん)】
血圧を下げる薬。
高血圧や狭心症の治療に用いる。
血管を広げて血圧を下げる。ゆっくりと効き作用時間が長い(副作用もでにくい)

《副作用》
●顔のほてり、潮紅、頭痛
●動悸、徐脈、胸の痛み
●だるさ、めまい、立ち眩み、血圧低下
●足のむくみ、歯肉の腫れ
●肝機能値の異常、発疹、かゆみ

《注意》
●飲み始めのほてりや頭痛は徐々に軽くなることが多い。



【アリセプトD錠 (ありせぷとでぃーじょう)】
認知症の症状を軽くする薬。アルツハイマー型認知症の治療に用いる。
症状を数ヵ月〜一年程前まで回復させる。しかし、病気そのものの進行を止めることはできない。

《効能》
アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制。

《副作用》
●食欲不振、吐き気、下痢、便秘、腹痛
●ほてり、だるさ、動悸、発疹、興奮
●徐脈、失神、肝臓の異常、胃潰瘍
●横紋筋融解症(手足の筋肉の痛み、脱力、歩行困難、赤褐色の尿)

《注意》
●特効薬ではないので、必ずしも良い成果が出るとは限らない。
●体の様子を注意深く見守る(副作用に注意)



【アルダクトン (あるだくとん)】
むくみをとり血圧を下げる薬。浮腫や高血圧症のほか、心不全の治療にも用いる。

《効能》
●高血圧症(慢性、腎性等)
●心性浮腫(鬱血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫、突発性浮腫、悪性腫瘍に伴う浮腫および腹水、栄養失調性浮腫
●原発性アルドステロン症の診断および症状の改善

《副作用》
●高カリウム血症(だるさ、脈のみだれ、息切れ、手足のしびれ)
●めまい、頭痛
●吐き気、食欲不振
●発疹、じんましん
●生理不順、性欲減退、多毛、声が低くなる

《注意》
●定期的に血液検査を受け、副作用をチェック。
●夜間の尿量が増えないよう、朝または昼のうちに服用。




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