医学・看護用語


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【アクトネル (あくとねる)】
骨を丈夫にする薬。
おもに骨粗鬆症の治療に用いる。
強力な骨吸収抑制作用をもつ。
安全域が広く副作用の軟骨化を生じにくい。また、胃腸障害の出現率が低いとされる。

《効能》
骨粗鬆症

《副作用》
●食道炎、食道潰瘍(飲み込みにくい、飲み込むと痛い、胸やけ、食道の痛み)
●胃潰瘍、十二指腸潰瘍(腹痛、吐血、黒いタール便)
●顎骨壊死(歯の奥の痛み、あごの腫れ・痛み、うみ)
●低カルシウム血症(しびれ、痙攣、意識朦朧)
●吐き気、便秘、下痢

《注意》
●起床後すぐにコップ一杯の水とともに服用。
●寝たままの姿勢で飲まないこと。
●服用後30分は横にならない。
●服用後30分以上経ってから朝食を摂る。
●飲食物や他の薬と一緒に服用しないこと。


【アマリール (あまりーる)】
血糖値を下げる薬。糖尿病の治療に用いる。

《効能》
インスリン非依存型糖尿病(ただし、食事療法・運動療法のみで十分な効果が得られない場合にかぎる)

《副作用》
●低血糖(ふるえ、寒気、動悸、冷や汗、強い空腹感、ぼんやり、気が遠くなる)
●肝機能値の異常、発疹

《注意》
●シックデイルールについて十分説明を受けておく。
●低血糖状態が表れたらすぐに糖分を摂る。


【アムロジン (あむろじん)】
血圧を下げる薬。
高血圧や狭心症の治療に用いる。
血管を広げて血圧を下げる。ゆっくりと効き作用時間が長い(副作用もでにくい)

《副作用》
●顔のほてり、潮紅、頭痛
●動悸、徐脈、胸の痛み
●だるさ、めまい、立ち眩み、血圧低下
●足のむくみ、歯肉の腫れ
●肝機能値の異常、発疹、かゆみ

《注意》
●飲み始めのほてりや頭痛は徐々に軽くなることが多い。


【アリセプトD錠 (ありせぷとでぃーじょう)】
認知症の症状を軽くする薬。アルツハイマー型認知症の治療に用いる。
症状を数ヵ月〜一年程前まで回復させる。しかし、病気そのものの進行を止めることはできない。

《効能》
アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制。

《副作用》
●食欲不振、吐き気、下痢、便秘、腹痛
●ほてり、だるさ、動悸、発疹、興奮
●徐脈、失神、肝臓の異常、胃潰瘍
●横紋筋融解症(手足の筋肉の痛み、脱力、歩行困難、赤褐色の尿)

《注意》
●特効薬ではないので、必ずしも良い成果が出るとは限らない。
●体の様子を注意深く見守る(副作用に注意)


【アルダクトン (あるだくとん)】
むくみをとり血圧を下げる薬。浮腫や高血圧症のほか、心不全の治療にも用いる。

《効能》
●高血圧症(慢性、腎性等)
●心性浮腫(鬱血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫、突発性浮腫、悪性腫瘍に伴う浮腫および腹水、栄養失調性浮腫
●原発性アルドステロン症の診断および症状の改善

《副作用》
●高カリウム血症(だるさ、脈のみだれ、息切れ、手足のしびれ)
●めまい、頭痛
●吐き気、食欲不振
●発疹、じんましん
●生理不順、性欲減退、多毛、声が低くなる

《注意》
●定期的に血液検査を受け、副作用をチェック。
●夜間の尿量が増えないよう、朝または昼のうちに服用。


【過換気症候群 (かかんきしょうこうぐん)】
精神的な不安によって過呼吸になり、その結果、手足な唇の痺れや動悸、目眩等の症状が引き起こされる心身症のひとつ。

過呼吸症候群、また呼吸により血液がアルカリ性に傾くことから呼吸性アルカローシスとも呼ばれる。

過呼吸(呼吸を多く必要とする運動後に起こる)との違いは、原因が「精神的な不安」にあること。
しかし発症後の症状はほぼ同じである。

《症状》
●息苦しさ
●胸部の圧迫感や痛み
●動悸
●目眩
●手足や唇の痺れ
●死の恐怖を感じる
●(まれに)失神

直接的にこれらの症状で死ぬことはないが、心臓発作などを誘発し死に至る場合もあるので注意が必要。

《発症しやすい人》
●几帳面な人
●女性
●10〜20代の若者

《対処法》
最も有効な対処法はペーパーバッグ法であるとされる。
ペーパーバッグ法とは紙袋を口と鼻を覆い、その中で呼吸をするという方法で、自分の呼気を再び吸気した結果、血液中の二酸化炭素濃度が上昇して症状が和らぐという理論。
しかし、頻呼吸であるが、心筋梗塞、気胸、肺塞栓といった過換気症候群でない場合には死亡例も報告されており、識別診断がない場合は危険な方法である。

一般的に発作は一時間以内に自然寛解することが多い。


【グリミクロン40r (ぐりみくろん)】


【酸化マグネシウム (さんかまぐねしうむ)】
便通を良くする(便を軟化)薬。また、胃酸を中和する働きもある。

《副作用》
●軟便、下痢、腹痛
●長期大量服用で高マグネシウム血症(吐き気、口渇、発赤、脱力、眠気)

《注意》
●服用中の薬を医師に報告(他の薬の吸収を阻害する性質)。
●特に下剤として服用している場合には、出来るだけ多くの水(コップ一杯)で飲むと良い。


【サンコバ点眼薬 (さんこばてんがんやく)】
目の疲れをとる目薬。
目の調節機能を改善する作用。

《副作用》
過敏症状(まぶたの腫れ、充血、かゆみ)

《注意》
●一滴点眼したあとまばたきをせず、1分間そのまま目を閉じている。
●点眼液が目の周りに付いたり、溢れたりしたらすぐに拭き取る。
●光を避けて保存。


【シックデイ (しっくでい)】


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