物語

□熊野少年の会話V
1ページ/4ページ

「敦盛。【Tansy雑歌】が2周年だってさ。ここまで続けてこられるとは、嬉しいね」

『そうだな。ところでヒノエ』

「ん?」

『しりとりはもういいから』

「なんでだよ!」

『……やはりやる気だったのか』

「ここで恒例のしりとりをしないで何するんだよ」

『あまりやりすぎてもマンネリだと……』

「マンネリってことは安心ってことだぜ」

『だいたい、前回はしりとりにすらなっていなかったではないか』

「旨かったよな、巻貝スペシャル。味なんか予想外なんて言葉を超越したね」

『あぁ……海産物とチョコのハーモニー。あの価格でカニまで入っていたのには驚きを隠せなかった』

「じゃなくてよ!」

『今度はなんだ』

「脱線してる場合じゃないよ」

『……脱線したのはヒノエなのに』

「ここでオレたちなにかしないと、次から遙か4のやつらに乗っ取られるかもしれないんだぜ!?崖っぷちなんだ!」

『……こんなこと、私たち以外誰もしたがらないと思う』
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ