物語
□熊野少年の会話V
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「敦盛。【Tansy雑歌】が2周年だってさ。ここまで続けてこられるとは、嬉しいね」
『そうだな。ところでヒノエ』
「ん?」
『しりとりはもういいから』
「なんでだよ!」
『……やはりやる気だったのか』
「ここで恒例のしりとりをしないで何するんだよ」
『あまりやりすぎてもマンネリだと……』
「マンネリってことは安心ってことだぜ」
『だいたい、前回はしりとりにすらなっていなかったではないか』
「旨かったよな、巻貝スペシャル。味なんか予想外なんて言葉を超越したね」
『あぁ……海産物とチョコのハーモニー。あの価格でカニまで入っていたのには驚きを隠せなかった』
「じゃなくてよ!」
『今度はなんだ』
「脱線してる場合じゃないよ」
『……脱線したのはヒノエなのに』
「ここでオレたちなにかしないと、次から遙か4のやつらに乗っ取られるかもしれないんだぜ!?崖っぷちなんだ!」
『……こんなこと、私たち以外誰もしたがらないと思う』