NARUTO Short.

□お返しはほっぺ
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一回り近く歳の違う私たちは、誰にも内緒で付き合ってる。

カカシは大丈夫だって言ってたけどやっぱり彼の立場的なこともあるし、周りに知られるのも何だか気恥ずかしくて。

歳上のカカシは、いつも私をリードして受け止めてくれる。

そんなカカシが、今日は心ここに在らずな感じで。




「・・・なんだけどね、って聞いてる?」

「・・・え?あ、ごめん、ちょっと考え事してた」

「大丈夫・・・?」

「うん、もう大丈夫。さ、もう寝ようか」




何かから逃げるように、カカシは私を連れてベッドに入った。




「おやすみ、のえ」

「・・・おやすみなさい、カカシ」




いつもふざけてくるカカシが何もしてこない。

それ以前に、今日はずっと上の空。

何かあったのかも、ってことはすぐにわかったけど・・・私はきっと聞いてはいけないことだから。


言葉の代わりに、私はカカシの頭をそっと撫でてみた。

普段、彼が私にするように、なでなでしてみた。




「・・・のえ、」

「・・・ん?」

「・・・ありがとな」




どこか切なそうに笑うカカシは、静かに私の頬に唇を落とした。




「・・・そこだけ?」

「あら、珍しく積極的だね」

「・・・何でもない」




恥ずかしくてカカシの胸に顔を押し付けると、彼は優しく私の頭と身体を包んでくれた。

ありがとう、ともう一度言われてるような気がした。



End.


あとがき

何かカカシ先生の悲しい感じになっちゃう(笑)
本当らもっとイチャイチャしたの書きたいのに( ̄▽ ̄)

綾.
2014.1.29(水) 5:11
 

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