NARUTO Short.

□常連
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「いらっしゃいませー・・・あ!」




人口の大半が忍であるこの時代、私は忍具を製造する家庭に生まれ、娘である私はその販売をしている。

そんな私の前に現れたのは




「サスケくん、いらっしゃい」

「・・・あぁ」




木ノ葉の忍、うちはサスケくん。

彼はよく、私のお店を利用してくれている常連客。




「今日はどんなのをお探しで?」

「特に決めてない。適当に見て決める」

「うん、分かった!」




笑わないし無愛想だけど、彼はきちんと返事を返してくれる。

そんなところも、彼がモテる要因の1つなんじゃないかと思う。




「コレにする」

「はーい、ありがとうございます!」




レジでお会計をしている時、彼は何故かキョロキョロと周りを見渡している。

前から気になっていたことだったから、思い切って聞いてみた。




「いつもキョロキョロしてるけど、どうかした?」

「・・・いや、別に何もない」

「そう?」




罰が悪そうに私から目を逸らすサスケに、つい笑ってしまった。




「ありがうね、いつも来てくれて」

「・・・ここのは品質や性能がいいからな」

「そう言ってもらえて嬉しいよ、ありがとう」

「・・・別に」




そんな軽い会話を済ませて会計を終え、サスケを表まで見送る。




「・・・また来る」

「本当?ありがと、またのご来店お待ちしております!」

「あぁ。・・・じゃあ」

「うん、またね」




片手を静かにあげて去っていく彼の後ろ姿を見届け、店内に戻った。

毎週火曜日。

のえは彼に会えることを楽しみに店頭に立ち、サスケはのえに会いに店に通っている。

お互いが気づかない、同じ想いを寄せながら。



End.


あとがき

サスケくんのは難しいし書けない・・・しょぼいけど許してね、こればっかりはね。
上手くいくばかりが恋じゃないと思うしね、いいでしょ初期段階☆←


 

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