NARUTO Short.

□不覚にも、ドキドキしちゃう
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「んあー結構飲んだな!」

「そうだね〜。飲みすぎちゃったね」

「ちょっと俺ん家でゆっくりしてくか?」

「うん、お邪魔します!」




最近任務でよく会うナルトと、珍しく早めに終わった任務の後に居酒屋で飲んでいた。

小さい頃から顔見知りの私たちは、顔を合わせる日にちが増えていく度に仲良くなっていった。




「・・・・・・忘れてたってばよ」




ボソっと呟くナルトの肩越しに部屋を覗くと、今まで見たこともないくらいに散らかっていて足の踏み場すらなかった。




「・・・ま、まぁ、適当に座って!」

「適当にって・・・えぇ〜?」




お茶を淹れに行ってくれたナルトを待つ間、なんとなくだけど大雑把に片付けられるものは片付けた。




「お、綺麗になってる!」

「適当に片付けちゃった、勝手にごめんね」

「スゲー助かる!サンキューな、のえ!」




綺麗に拭いたテーブルの上に飲み物が置かれた。

ん?




「え・・・これ?」

「冷蔵庫開けたらコレと牛乳しかなかったってばよ(汗)」




ゆっくりするっていうからお茶か何かかと思えば、まさかのお酒。

まぁ確かに、ナルトがお茶を飲んでるところなんて見たことないもんね。




「まぁ、ゆっくり飲もうぜ!」

「う、うん?」

「よーし、じゃあ気を取り直して!カンパーイ!」




そうして再び2人してお酒を飲み始めて。

数時間後、気づけば日付けが変わっていた。




「あ、もう帰んなきゃ」

「明日任務あんのか?」

「ううん、明日は何もないけど・・・」

「なら、まだまだ大丈夫だな!」




果たしてどれだけ飲んだのだろう。

テーブルの上にもしたにも、結構な数のお酒の缶が転がっている。

ほとんどナルトのだけど。




「ダメだよ、さすがにもう帰るよ」

「泊まってく?」

「、え?」

「せっかくだし、もう少し飲みたいってばよ」

「で、でもやっぱり・・・・・・う、わぁっ!な、何々!?」

「・・・俺の言ってる意味、分かってんのか?」

「え・・・な、に・・・・・・んん、!」




やっぱり帰らなきゃ、と言おうとした時だった。

嘘みたいにスローモーション。

お酒に酔ったナルトが私の肩を押し、さっき綺麗に片付けたばかりの床に押し倒され、なんと・・・唇を奪われてしまった。

ゆっくりとくっついて、しっとりと離れた。




「ど、して・・・」




予想もしていなかったナルトの行動に、私は恥ずかしさのあまり自分の唇を両手で覆い、混乱したまま彼を見つめた。




「どうしてって・・・好き、だから」

「・・・え?」

「、っだから!のえのことが好きなんだってばよ!」




半ば叫び半分に物凄いことをこんなにも至近距離で告白され、私の思考はショート寸前。

そんな私に構わず、ナルトは口元を覆った私の腕を掴み、再びキスをしてきて。




「今日はぜってー、帰りてぇって言っても帰らせねぇってばよ!」




なんて、何とも彼らしいとんでもない発言と共に、キスの雨が降り注いだ。



End.


あとがき

・・・つまらない。そんな出来。
もっと捻りたかったんですけど、そんな技術は私にはまだないようで(´Д` )

【お題(診断メーカー)】
のえを押し倒して唇を奪うと唇を押さえて「どうして…」と混乱した表情で問いかけてきました。


 

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