NARUTO Long.
□第1話
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高校3年生の夏。
受験生。
「――では、よい夏休みを」
担任の挨拶で解散した私達は、明日から夏休み。
『じゃーねー』
『ねぇ、いつ遊ぶー?』
四方八方からそんなやりとりがされているが、私もその中の1人。
「絶対遊ぼうね、夢!」
「もちろん!じゃ、またメールでね」
「ばいばーい」
数名の友達と挨拶をかわし、親友と合流してバスに乗る。
「夢、この後あいてる?」
「ごめん、今日はちょっと・・・」
珍しい親友の誘いだったが、今日は断りざるを得ない。
何故なら今日は・・・・・・
タイトル未定
「あーっ、来た来た!夢遅いってばよ〜・・・」
「ごめんね!これでも急いで来たんだけど・・・」
私は急いでみんなの元に駆け寄った。
「別に遅れた訳じゃねぇだろ。主役困らせんじゃねーよ、ナルト」
「シカマルの言う通りよ。夢、気にすることないわ」
「うっ・・・わ、悪かったってばよ」
「ううん、私もごめんね。シカマル、いの、ありがとね」
「んじゃ、さっさと行こーぜ」
髪を1つに束ねている彼に続いてみんな歩き出した。