NARUTO Long.
□第6章
1ページ/4ページ
ーーキバ視点ーー
俺達は時間を忘れてトランプを楽しみ、気がつけば時刻は深夜0時に近づいていた。
それに気づいたのは、目の前に座っている夢が眠そうに目を擦ったことからだった。
それに気づいたのは俺だけじゃないみてーだけど・・・。
「そろそろ寝るか?」
「だな。コイツなんて半分以上寝てる状態だし」
起きてるもん。と、夢が俺を叩くが、眠さのせいか力も弱く、痛くない。
普段の少し気の強い所もだが、こうやって力ない女子って感じの夢も好・・・・・・って、俺は一体何を・・・!!
「私真ん中」
「俺は奥」
「キバは手前ねー」
・・・ん?何が?
俺の知らない間に話が進んでいたようで、何のことだかさっぱり。
すると俺の反応に気づいた夢が、布団に入りながら話し始めた。
「私ここに寝るから、キバはこっち。分かった?」
あぁ、わかっ・・・・・・・・・、はああぁあ!?
お、俺・・・夢の隣に寝んのか・・・!?
な、何言ってんだコイツ・・・。嘘だろ?冗談?あ、夢?
なるほど、夢かー。あーこのままこの夢が覚めな・・・
「ほら、寝るよ、キバ」
「うおっ!」
バフッ
夢に引っ張られて顔面から布団に突っ込んだことから、夢ではないことが分かった。
や、や、やべぇ・・・!
何がやばいって、好きなヤツの隣で寝るなんて・・・幸せなのか苦痛なのかわかんねぇ!!
・・・つーかコイツ浴衣のままじゃねーか!