BLEACH
□二人きり。
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常夜の世界・虚圏。
ラス・ノーチェスから10km程離れた地点では、一つの大きな霊圧が、
どんどん増大していた。
「ここにいたのね!」
霊圧が漏れ出る原点から10m離れたところから声を掛けたのは、
第3十刃、ネリエル・トゥ・オーデルシュヴァンクだ。
霊圧を受け、美しい翡翠色の長い髪がふわりとなびいた。
その巨大な霊圧に触れても、ビクともしない。
ネリエルはその霊圧の持ち主に明るい表情で話しかけた。
ずっと“彼女”を探していたようだ。
「ネリエル・・・?!」
突然のネリエルの登場に、慌てて霊圧を下げると、響転でネリエルの前に降り立った。
「修行してたのね、ハリベル」
「あぁ」