宝物庫

□修兵・恋次・一角☆イラスト
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とも様より
“乙女ゲームスチル風”イラストいただきました(^o^)
ということで、妄想♪
ヒロインの名前は「とも」で(^_-)
(妄想許可はもらってきましたー・笑☆)

まずは修兵。

執務室でひとり・・・アイツは机の上に両肘をつき額の前で両手を握りしめていた。

その肩は、微かに震えているように見えた。

「・・・不安、か?」
「あ・・・修兵」

俺の声に驚いて顔を上げたその儚げな表情を見た所為だろうか。
胸が疼くのを感じると同時に、俺はその手を取り 自分の両手で包みこんだ。

「俺が居るから・・・」
包み込んだ両手から伝わる熱が、俺の心に染み込んでゆく。

「修・・・ありがと」

真正面から見つめた表情が優しく微笑むのを見て解った。

嗚呼、不安なのは俺の方だったんだ。
お前が居てくれるから、俺は―

「離さねぇから、ずっと」
「修兵?」
「ともの傍に居るから・・・」

両手の中に包んだ小さな手に誓うように何度も呟く。

「ずっと お前を―」


お次は恋次。

「じゃあ、俺 仕事があるからよ」

そう言って行こうとする恋次の背中を無言で見つめる。
このままじゃ 嫌なのに、言葉が出ない。

待って、待って。話を聞いて欲しいの―

「あ・・・」

素直に言うことが出来ない。それならどうすればいい?

一歩、二歩・・・

私から離れて行く恋次との距離を縮めようと 思い切って踏み出した私は、扉を開けようとしていたその手を掴んだ。

「・・・とも?」
「あの・・・えーと」

振り返った恋次に上手く言葉が紡げない。

「・・・莫迦野郎、素直にこうすりゃいーんだよ」

後頭部を押され、顔面が厚い胸板に押し当てられた。

「ぶっ、れん・・」
「な?こうすりゃ喋らなくていいだろ」

・・・顔は見えないケド。
・・・妙に説得力があったのが何だかちょっと悔しいケド。
・・・ちょっとこうしていようかな。


最後は一角。

「何すんのよっ!」

いつものように喧嘩口調で何か言い返すだろうと思っていたのに。

いきなり掴まれた手首が痛い。

「は、離してよ!」
「・・・」
「何か言いなさいよ!」
「・・・」

振り切って突き放そうとしても、びくともしない。

「離したら・・・アイツのところへ行くのかよ」

・・・ずるいよ。そんな顔して見つめられたら『離さないで』と言いたくなる。
それでも、私は―

・・・いつも通りの私達に戻らなきゃ。

視線を逸らして『アンタには関係ない』って言おう。

「一角には関係な・・」「離すかよ」

視線を合わせた瞬間、戻れないことを悟った。

「行くな」

・・・ずるいよ。行けないことを知ってるくせに。


end


とも様、ありがとうございます。

そして、長々妄想して失礼しました<(_ _)>
こんな妄想したんだーと笑ってお許し下さいませ(^^;)

いや〜、妄想してて楽しかったです。
妄想文許可も快くいただき ありがとうございました♪
 

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