テニプリ
□気持ち
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「……」
「……」
今、跡部さんと二人っきりで俺の部屋にいる。
俺は最近買ったばかりの本が読みたくて、一人で読書をしていた。
けど、跡部さんは暇だったみたいで俺にいろいろちょっかい出してきた。
でも読書をやめない俺に、諦めたのか本棚から勝手に本をあさり読み始めていた。
それからしばらくして、ふっと跡部さんの方を見た。
(本当…整った顔してんな…)
その視線に気がついたのか跡部さんと目が合った。
「どうした?」
「いえ、別に…」
「俺の顔見て…見とれてたのか?」
「みとれてなんか…!」
「若…」
「な、んですか…?」
「こっちこい」
「えっ…」
「いいから来い」
「はい……っ!」
しかたなく本を置き、跡部さんの方に行こうとしたその時、跡部さんに引っ張られ跡部さんを押し倒す形になってしまった。
「ふっ、若は大胆だなぁ?」
「っ!!あんたが引っ張ったんだろ…」
「愛してるぜ、若」
「っ!」
「お前はどうなんだよ、あーん?」
「俺も…ですよ」
すると急に体が浮き、状況を理解できた時にはベッドに押し倒されていた。
「すまねえ若、とめられそうにねえ」
「えっ」
この後は…言いたくない…
END
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