† Present †

□Pieces of “confusion”
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正しいことなんて何もない。正しいのは自分だけ。
信じれるモノなんて何もない。信じられるのは自分だけ。
千年公もロードも家族だ。でも、信じられない。
そんな中、出会った君。俺の心の許せる場所―。

。。Confusion。。

いつもの様に蝶と戯れていると…一匹の蝶が人の気配を察知した。久々だな…すぐ、こいつらに喰わせるか。―そう思いながら、蝶をひきつれてその人間のもとへ向かった。

俺は…見たことのない美しい黒髪を見た。風が吹くたびに、なびく。寝息をたてて、全く警戒せずに…眠っている。

その髪も 息も 顔も 全て

「(キレイだ…人形みたいだ)」

今すぐ手に入れたい。―そう思った。目が、離せない。全部、欲しい。手に入れたい。

俺は蝶を手の中にしまい、そっ…と足音をたてずに近づく。気付いているのか、いないのか。ぴくりとも動かない。

「(あ…名前書いてある…『神田ユウ』…)」

持っている資料に書いてあった名前。たぶん、エクソシストだ。

「名前までキレイだね…ユウ」

言って、俺は髪に触れる。辺りが、あまりにも静かで…。

「何だテメェ。気安く触んじゃねぇ」

俺の首には、刀。言葉使い…荒いなぁ。
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