† Present †

□Dream or Truth
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ラビが俺に笑いかける。
俺は、笑いかえすことなんてできないのに。

―Dream or Truth?―

「なぁユウ…」
「…なんだよ…」

俺は…ずっと前から みんなに囲まれて、いつも笑ってるコイツが好きだった。
「真剣な話。ちゃんと聞いてさ」
「…?」

こんな真面目な顔して話したことがない。真剣な話、って?

「実はオレ…ずっと…ずっとユウのこと好きだったんさ。ヒトメボレ、ってやつ?そんで…いつも、いつ告ろうかなーなんて考えてて…」
「は!?ウソ…つけ!」

何…言ってんだ!?俺の聞き間違いか!?
いや…そうだ。そうに決まってる。聞き間違い、聞き間違い…。

「ウソじゃないさー。ホント!オレ、マジなんさー!」
「それは…友達としての…好きじゃ…」
「違うんさ…オレの好きは…キスとかしたい好きなんさ…」

本気っぽい…こいつがこんな真剣になるなんて…。

「ねぇユウ…キスしてい?」
「…………」
「黙ってんと、しちゃうよ?」

俺は、コクリと頷く。


これは、夢か、現実か?

―この温かさは夢じゃない…。
 

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