† Present †

□浸食
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どんどん染みてゆく。
まるでこぼれたジュースのように。

―浸食―

「ユウ、大好きさ

あいつがどんどん俺を浸食していく。

「…黙れよ」

常に距離をとっていないと、俺が俺でなくなる。

「いいじゃーんユ〜ウ

きっとそうなってしまったら、俺は俺に戻れなくなる。
自分じゃなくなっていくのを認めたくない。

「俺にはおまえは眩しすぎるんだよ…」

「ん〜。でも、眩しいくらいがちょーどいいんさぁ

まただ。また、侵食される。
どんどん、俺を染めていく。
この浸食は誰にも止められない。
 

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