Clap Dream

□Clap3
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KYホマレくん




「ねえ昨日のアレ見たあ?」
「見た見たあ!USOジャパン!懐かしかったけどめちゃ怖かったよねー!」
「特にあの心霊スポットを撮影した心霊写真特集がいっちばんヤバかったあ!」
「お前ら今時そんなくだらん番組なんて見てんの?」
「きゃ!ホマレくんだわ!」
「生ホマレくん感激ッ!!」
「気色悪い声出すな、体に虫唾が走る」
「ご、ごめんなさい…」
「そもそも心霊写真なんて全てがウソっぱちなんだよ。昨日のアレがいい例だ。何で鏡に霊体が写る?そんな非科学的現象が起きてたまるか、子供を脅かすためのウソなんだよアレは」
「でもでも!鏡にくっきりと女の人の顔が写ってたし!」
「あれは、あれだよ。鏡に写ってた女の子のお母さん?だよ。多分」
「何で疑問形?」
「うるせえな。幽霊の存在をカンペキに信じてねえクソ女共が調子こいてんじゃねーよ。このバカが」
「ひいいい!!」
「てかそこの女。さっきから頭にでっかいフケ付いてんだよ、きったねーなあ。ま、似合ってるから別に取らなくていいけどね」
「わあああん!!」


ワザとらしく泣き出すケバい女二人。
相手が誰だろうと苦痛と憎しみで喚き散らすヤツらを見てると快感が走る。
これがSというものの性というものなのか(笑)


「笑えねーよ」
「神崎。いたのか」
「お前ちったあ空気読めよ」


END

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