これ以上彼を苦しめないで・・・

□07 これ以上彼を苦しめないで・・・
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「助けようと思わないほうがいいよ。死ぬから」
完全に気を失なった一護にそう言い残した後、草水は日番谷を連れて怤璽火と共にスッと消えた。

「一護!!」
その5分後にルキアが一護に駆け寄り、その体を揺さぶる。
「一護、しっかりしろ!!一護!!」
「・・・う、うぅ」
そのとき一護のうめき声が聞こえる。
「一護!?」
「う・・・る、ルキア・・・?」
一護の眼が薄く開かれる。
「一護、大丈夫か!?」
「あぁ・・・。っ!!冬獅郎は!!?」
いきなり起き上がる一護。そのせいで傷口が開く。
「うっ!!・・・うぅ・・・!」
「動くな!!傷口を余計に開くつもりか!!今私が治療してやる。応急処置だがな。無いよりましだろう」
そういうと、一護の傷口に手のひらをかざす。
「すまねぇ・・・」
「いや、これくらいなんとも無い。それよりも日番谷隊長は?」
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