これ以上彼を苦しめないで・・・

□04 これ以上彼を苦しめないで・・・
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「お前ら一体「まったく怤璽火はいつもいつもそうですね」
何者、と続く日番谷の言葉を遮って扉から入ってきたのは、ついさっき日番谷の病室に来た隊士だった者だった。
「ッチ!お前も来たのか、風浪仝(フウロウドウ)・・・」
風浪仝と呼ばれた、肩までかかっている薄紫色の髪に眼鏡をしたその男が、日番谷の前に来て、
「何他人事の様に見ているんですか?」
「えっ・・・」
日番谷は呆然とつぶやく。
その様子を見て、一護とルキアが風浪仝の前に出て、日番谷を庇う。
「俺のことは無視かよ!!」
怤璽火のことは完全に無視されていた。
「まあまあ」
それを草水が慰める。この二人は仲が良さそうだ。
「あなたには僕達の声が聞こえるでしょう?」
風浪仝は前に出てきた二人を無視して、日番谷に声をかける。
「・・・当然だろ」
日番谷は警戒しながら言う。
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